学科紹介

世界から求められる応用化学技術者

地球を救う問題発見・解決型の化学技術者
資源・エネルギーの枯渇、地球温暖化、爆発的な人口増加など、現代社会が抱える問題は地球的規模で解決が求められることが多くなっています。これらの問題を軽減・解決する役割は、化学技術者も担っていかなければなりません。その主役となるのが、問題発見・解決型の若い化学技術者または研究者です。応用化学科では、幅広い教養と視野を身に付け、化学技術者としての確かな技術力と自覚を養うための教育プログラムを用意しています。優れた個性と創造性を伸ばし、化学技術の分野で柔軟に対応できる健全な人材を社会に送りだしています。

世界に広がる応用化学技術者のニーズ
応用化学技術者が特に求められる化学工業分野では、次世代においても世界を支える基幹産業のひとつであると予想されます。諸外国への技術移転に伴って、優れた技術者の派遣などの要請が強まっています。今後、日本の応用化学技術者が国際的に活躍する機会が多くなるでしょう。


応用化学科で身につける

応用化学科で育成する人材像
■「多様化する技術動向を化学的に理解できる知識」を有する人材を育成します。
■「産業界で活躍する技術者として必要な化学的技術力」を有する人材を育成します。
■「教員や技術者として化学的指導のできる能力とスキル」を有する人材を育成します。

応用化学科で目指せる資格
■ 中学校教諭一種免許状・高等学校教諭一種免許状
教職過程で求められる所定の科目を修得すると、本学科を卒業するときに「理科」の教科についての免許状を取得することができます。
■ 毒物劇物取扱責任者
本学科を卒業すると「毒物劇物取扱責任者」の資格を取得することができます。
■ 水道水の水質検査実施者
本学科を卒業後、水質検査、理化学的または細菌学的検査の実務に1年以上従事した建研を持つ者は、申請することにより「水道水の水質検査実施者」の資格を取得することができます。
■ 甲種危険物取扱者の受験資格
本学科を卒業することにより、社会での実務経験を経ずに受験資格を得ることができます。
■ 作業環境測定士の受験資格
本学科を卒業後、1年以上の労働衛生の実務に従事した経験を持つと、「作業環境測定士」の受験資格を得ることができます。


アドミッションポリシー / カリキュラムポリシー / ディプロマポリシー


アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)

■大学全体
本学の「建学の精神と教育理念に共鳴する以下の者を国内外から広く受け入れます。

1. 大学で学ぶに相応しい学力を有し、明日の歴史を担う強い使命感のある者
2. 豊かな心と健やかな体の育成に努めるとともに、自分の個性を伸ばす意思のある者
3. 時代の変化に合わせて積極的に社会を支え、社会に貢献する志のある者

■工学部
1. 倫理と理性に基づく豊かな人格と姿勢の形成には幅広い教養の体得が必要であることを理解した上で、国際社会の課題を正しく把握する見識を身につけるための教養を涵養します。
2. 科学技術を駆使した工学の知識と技能を育成するため、専門領域の体系的な学習を通じて基本的な考え方と論理的な思考力を涵養します。
3. 学んだ基礎知識と技能をどのように活かすのか、専門領域の実課題に対して実践する考え方と実行力、創造力を高めます。

■応用化学科
基礎教養・教育科目を通して、広い視野と教養を身につけ健全な思想を涵養します。化学産業界で活躍する際に必要となる専門領域を主体とした授業・実習科目により、多様化する社会の要求に応え、学生個々の個性を尊重し専門性を体得させます。基礎的な英語コミュニケーション能力を身につけ、さらに化学に関する専門英語の読解・文章構成力を培い、国際的に通用する化学技術者を養成します。理科教員免許をはじめ毒劇物や危険物取り扱いに関する資格の取得をサポートします。

カリキュラムポリシー(教育課程編成の方針)

■大学全体
本学では「建学の精神」に基づく教育理念の達成に向けて、総合的な教育機関としての特性を生かし、知識や技術の単なる教授にとどまらず、ヒューマニズムに立脚した教養を重視し、人間、社会、自然、歴史、世界などについて深く学び、新しい文明を創造する力を養います。そのため全学共通科目である「現代文明論」を核に、文系・理系を超えた総合力の育成、グローバル社会に対応した実践的な教育を実施し、時代の変化に対応できる4つの力を育成する教育課程を編成します。

1. 自ら考える力:常に未来を見据え、自らがと組むべき課題を探求する力
2. 集い力:多様な人々の力を結集する力
3. 挑み力:困難かつ大きな課題に勇気をもって挑戦する力
4. 成し遂げ力:失敗や挫折を乗り越えて目標を実現していく力

■工学部
1・2年次のカリキュラムは、倫理と理性に基づく豊かな人格と姿勢を形成するため、次の5つの科目群を重視した構成としています。

1. 社会の課題を正しく把握するのに必要な見識を身につけるための現代文明論科目
2. 幅広い教養を身につけるための文理融合科目
3. 心と体の健康を保持増進するための体育科目
4. 国際的な感覚と視野を身に着けるための英語コミュニケーション科目
5. 理工系の基本的な知識と技能を身につけるための基礎科目

教育課程の編成は、これらの科目を通じ社会との関わりを理解した上で、自ら学習を広げる仕組みとしています。3・4年次のカリキュラムは、専門領域の汎用的な知識と技能を身につけるため主専攻科目と自己形成科目が中心となって構成されています。特に、学科の特色に合わせた体系的な学習を通じ専門領域の実課題に対して技術者として実践する考え方、探求力と実行力の向上を目材します。

■応用化学科
応用化学科では、基礎科目・専門基礎科目・専門科目と順次・系統的に化学的・工学的なものの見方と考え方を会得するためのカリキュラムを編成しています。また、低年次から実験を通して観察力と創造力が身につくよう実験・実習科目を設けており、最終仕上げとなる卒業研究まで系統的に高度な知識と技能が身につくよう配慮しています。一方、化学産業界で必須となる4つの専門領域(有機化学、無機化学、物理化学、化学工学)を基幹としたカリキュラムを編成し、各領域の基礎から応用まで、さらに複合領域の知識や技能まで修得できるよう考慮しています。以上のように、基礎的な学習の進度に応じて自分の適応性を考え、個性を伸ばし、希望に沿った知識や技能を体得できるように様々な選択科目を開講しています。
目まぐるしく変化する現代社会に対応すべく、広い視野に立ち、リーダーシップを発揮しながら積極的に問題を解決するために必要となる力を養うために、入学当初より「問題発見・解決型」のゼミナール・演習科目を設けています。さら、高度情報化社会に適応しうるグローバルな人材を育成するために、情報処理科目を設けると共に、自然と化学に関する英語の読解・文章構成力を身につけることができるようなカリキュラム構成としています。

ディプロマポリシー(学位授与の方針)

■大学全体
本学の「建学の精神」と教育理念を体現し、文系・理系の領域を融合した幅広い知識と国際性豊かな視野を有し、教養ある現代市民として調和のとれた文明社会の建設に大きな役割を果たすことができると認められ、所定の課程を修めた者に対して学位を授与します。

■工学部
工学部では、本学・学部の学位授与の方針に従い、所定の課程を修め、以下の能力を備えたと認められる者に学位を授与します。

1. 知識・理解:文系科目や外国語を理解した上でのグローバルな視野、心と体の健康に関する知識と実践力、専門分野における知識と技術の応用力
2. 汎用的技能:専門分野における国内外のオープンイノベーション技術の理解と利用に関する技能
3. 態度・志向性:平和を希求し、技術と製品の安全保障を理解して、知的財産の獲得により社会に貢献する態度

■応用化学科
応用化学科では、本学・学部の学位授与の方針に従い、所定の課程を修め、以下の能力を備えたと認められる者に学位を授与します。

1. 知識・理解:多様化する技術動向を化学的に理解できる知識
2. 汎用的技能:産業界で活躍する技術者として必要な化学的技術力
3. 態度・志向性:教員や技術者として化学的指導のできる能力とスキル


主な年間行事

日時 内容 場所
4月2日 入学式 総合体育館
8月下旬 ソフトボール大会 野球場
11月初旬 建学祭 湘南校舎
2月中旬 卒業研究発表会 講義棟
3月25日 学位授与式 総合体育館